イオウの生理作用と食事摂取基準

イオウというと、どちらかといえば体に有害な物質と思われがちですが、実は必要量の多い必須ミネラルです。イオウ化合物であるシステインというアミノ酸の一種が髪や爪、皮膚を構成しているため、イオウが不足するとそれぞれに障害が起きるといわれています。

イオウの生理作用

イオウは、皮膚、髪や爪のケラチンを構成するイオウ化合物アミノ酸の一種であるシステインに存在しています。イオウは皮膚や髪、爪の健康を保つ役割があり、酵素の活性に関与しています。また、有害ミネラルの蓄積防止や細菌感染の抵抗力向上、肝臓の胆汁分泌を助ける作用を持っています。

イオウの過剰症

一般食品から摂取の場合、特に過剰症は認められません。

イオウの欠乏症

  • 爪の障害
  • 毛髪の障害
  • 皮膚障害

イオウの食事摂取基準

イオウの摂取基準
年齢(歳) 1日の目標量 上限量
0~5(月)
6~11(月)
1~2
3~5
6~7
8~9
10~11
12~14
15~17
18~29
30~49
50~69
70以上
妊婦(付加量)
授乳婦(付加量)

イオウは健康維持に必要不可欠な必須ミネラルとされていますが、1日の目安量と目標量、及び上限量の全てにおいて定めはありません。

イオウを多く含む食品

イオウは、たんぱく質を含むほとんどの食品に含まれているため、普通の食生活においては摂取不足になることはありません。