ヨウ素の生理作用と食事摂取基準

ヨウ素の50%は、甲状腺に存在し、残りは血液などの存在しています。甲状腺ホルモンは、神経細胞にあるナトリウムイオンの濃度調節を行い代謝を促します。甲状腺ホルモンの成分であるヨウ素が不足すると、成長障害や体力低下などの症状が現れます。特に幼児では成長促進に欠かせないホルモンの構成物質です。

カルシウムが必要な人

  • 発育期の子供
  • 甲状腺機能減退症の人
  • 甲状腺腫の予防をしたい人

ヨウ素の生理作用

ヨウ素は甲状腺にあって、甲状腺ホルモンの成分となります。この甲状腺ホルモンは、神経細胞のナトリウム濃度のバランス調節、基礎代謝と酸素消費の促進に関わります。

ヨウ素の過剰症

腎臓や発汗などによって一定量排泄されますが、健康食品などを利用する場合、急性過剰摂取にならないよう注意が必要です。

  • 甲状腺肥大
  • 甲状腺腫
  • 甲状腺機能減退

ヨウ素の欠乏症

  • 甲状腺肥大
  • 甲状腺腫
  • 甲状腺機能減退
  • 死産
  • 流産
  • 活力低下
  • 新陳代謝の鈍化
  • 成長障害
  • 体力低下

ヨウ素の食事摂取基準

ヨウ素の摂取基準
年齢(歳)1日の推奨量 (μg)上限量(μg)
0~5(月)100(※1)250
6~11(月)130(※1)250
1~25050250
3~56060350
6~77575500
8~99090500
10~11110110500
12~141301301300
15~171401402100
18~291301302200
30~491301302200
50~691301302200
70以上1301302200
妊婦(付加量)+110
授乳婦(付加量)+140

資料元: 厚生労働省2010年版食事摂取基準より

(※1)目安量

ヨウ素を多く含む食品

ヨウ素は主に海産物に多く含まれるため、海の存在など地理的条件によって摂取状況が異なりますが、海産物を食べる日本人においては不足することはまずありません。逆に過剰摂取が懸念されます。因みに甲状腺肥大や甲状腺機能減退は過剰摂取と欠乏の両方で起こりますが、過剰摂取によることが多いといわれています。


食品名1食分(g)概算の含有量(μg)
昆布1(4cm角)1590
わかめ(乾燥)5380
イワシ80(1尾)260
サバ80(1切)200
カツオ100(1切)200
焼きのり3(1枚)180
ブリ80(1切)140
寒天570