キダチアロエとアロエベラの違い

日本の家庭で栽培されるアロエは「キダチアロエ」(学名Aloe arborescens)がほとんどです。アロエは熱帯原産の薬草ですから寒さには弱いのですが、キダチアロエは比較的寒さに強く、日本の気候風土にも適応できます。加えてキダチアロエは比較的簡単に栽培できるので、日本でここまで定着しました。ちなみにキダチアロエは大きくなると木のような幹ができることから「キダチ」という名がついています。栽培されている方はご存知でしょうが、冬には赤い花を咲かせます。このように日本では「アロエ」といえば「キダチアロエ」がポピュラーですが、世界的に見ると、「アロエ」といえば「アロエベラ」が一般的です。キダチアロエの栽培は日本などの場所に限られていますが、アロエベラは世界的に広く栽培されているからです。

キダチアロエとの違い

アロエベラとキダチアロエの外見上の一番の違いは、葉の形と大きさ。アロエベラが放射状に葉をつけるのに対し、キダチアロエは木が枝を伸ばすように葉を張るのが特長です。またアロエベラの葉の大きさはキダチアロエとは比較にならないほど大きく、ゲル(果肉)の量が多いため、ジュースや食品に加工しやすく効率がよいという特長をもっています。

アロエベラの果肉は苦くない

キダチアロエは表皮の部分が多く、ゲルの量が少ししかありません。このためキダチアロエを利用する場合、外皮とゲルを分けることはせずに、葉のすべてを使うことになります。つまり葉の裏側の苦味成分を同時に採ることになるので、製品化した際には比較的苦味を感じることになります。アロエベラのゲルをのみを取り出すということは、この苦味成分「アロイン」を完全に取り除いたかたち(無味無臭で透明)でジュースなどに製品化できるということ。このためアロエベラの製品は苦味がないものが多いのです。

アロエベラの葉には成分がぎっしり

では、アロエベラのゲルの量が多いからといってアロエベラゲルの成分が薄いのか、といえば全くそのようなことはありません。むしろアロエベラは日差しが強く暑い地方で栽培される分、活発な光合成により有用な成分を葉の中にぎっしりと蓄えることになります。アロエベラとキダチアロエそれぞれに含まれる成分の構成は似ていますが、キダチアロエにはアロエベラに含まれる「サポニン」成分が含まれていないなど、多少の違いがあります。

アロエベラ特集

アロエ飲料